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カラスにご注意★

先日、朝の情報番組「トクダネ」の全国ニュースとして

 

札幌のカラス人を襲っている映像が流れていました。

 

日常生活でよく見かける野鳥、カラス

 

街中でよく見られる身近なカラスは、実は2種類いるのをご存知ですか?

 

ハシブトガラスハシボソガラスという種類のカラスがいるんですよ!

 

カラスというと、ゴミ荒らしなどで悪いイメージがありますが、

 

実は非常に頭の良い野鳥とも言われています。

 

ハシブトガラスとハシボソガラスは、スズメ目カラス科というグループに属する鳥。

両カラスの共通点は、身近な真っ黒な姿のカラス、といったところでしょうか。

カラスと言うと、真っ黒な鳥というイメージがありますが、実はカラス科のグループには様々な姿の鳥が含まれます。

今回紹介するカラスたちは、どちらも人に近い場所で見られる鳥ですが、それぞれ特徴や習性が異なります。

ハシブトガラスは太いくちばしを持つ都会派のカラス

ハシブトガラス

ハシブトガラスの名前の由来は、「ハシブト=くちばしが太い」こと。

名前の通り、立派な太くて湾曲したくちばしを持っています。

また、以下のような特徴があります。

・ひたいが盛り上がる
・体が真っ黒でなく、青みがかっている
・地上ではホッピング(スズメのようにピョンピョン跳ねる)して移動

鳴き声は、「カア、カア

カラスの声というと、こちらの声のイメージが強いのではないかと思います。

ちなみに、ハシブトガラスはもともと、森の中で暮らしていましたが、いつからか都会に進出

ビルや家の高低差や見通し悪さが、森の中の環境と共通点があり、都会に適応しやすかったようです。

ではハシボソガラスをご紹介していきます。

 

ハシボソガラスはひらけた場所を好む田舎派のカラス

ハシボソガラス

ハシボソガラスの名前の由来もくちばしからで、「ハシボソ=くちばしが細い」こと。

ハシブトガラスよりも湾曲も弱く、スッとしたイメージ

体の大きさも、ハシブトガラスよりも少し小さめです。

そのほかの特徴は以下の通り。

・額が盛り上がりは、ハシブトガラスより弱い
・体は全身真っ黒
・地上では足を交互に動かして歩く

鳴き声は、「ガー、ガー」と濁った声です。

ハシブトガラスは都会派でしたが、ハシボソガラスは田舎派

畑のような開けた場所を好みます。

ビルが立ち並ぶような場所でなく、見晴らしの良い郊外の町でよく見られるカラスです。

ハシブトガラスとハシボソガラスの違いまとめ

2種の身近なカラスの違いをまとめると、以下の通り。

ハシブトガラスとハシボソガラスの比較

ちなみに、カラスが賢い動物であることを伝える行動の例として、くるみを車に踏ませて割って食べる、という話がよく紹介されます。

この行動を取るのは、ハシボソガラス

都会派のハシブトガラスは、ゴミを荒らして食べます

 

最近は学校の外にある手洗い場の石鹸がカラスにとってご馳走のアブラらしく

石鹸を食べるカラスまでいるそうです。

ゴミステーションに集まるカラスは基本ハシブトガラス。ゴミ箱のフタを開けてゴミを出したり、網などがかかっていても器用に餌になるようなものを漁っているのを見かけた方もいるでしょう。

 

今の時期は注意が必要!

5~7月の繁殖期には、番(つがい)で巣の周辺で卵やヒナを守ろうとするので、木が生い茂っている大通公園や様々な公園では威嚇行動から子を守るために人を襲うことが増えるそうです。

 

今の時期はたくさんのカラスが旋回しているので、気をつけて歩きたいものですね!